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未来の選択肢とは

子育ては親の影響力が存分に発揮されるだろう。
これがごくごく一般的な考えだと思う。

しかし、子供も一人の人間である。
親が思うように育て、敷いたレールから少しでも逸れると、叱る。
このように、子供を我がものだと思いながら教育する方針は間違っているのではないか。

怒られないために、自分の望む未来ではなく親が敷いたレールに乗るために自分を偽ってまでも頑張る子供がいる。
それに耐えられずに完全にレールから脱線して自由をつかむものもいるだろう。
自暴自棄になって、人格が破綻する子もいる。

子供は、親から褒めてもらうこと、ご褒美をもらうことなど親からの愛情はどんな形でもうれしいものだ。
一瞬でも褒められるために頑張るのだ。
事実、私がそうだった。

しかし、それは大きな間違いである。
親は子供を大切な存在だと思うなら、子供がやりたいこと支援してあげるべきである。
子供が目標に向かって進んでいることを褒めてあげるべきであり、さらには応援すべきだ。
子供のやりたいことをちゃんと応援できない奴はゴミなり。
親の育て方や接し方、そして周りの環境で形成されていく自我は、次第に変化を遂げ、様々な形に変容していく。
クズみたいな家庭ならクズしか育たん。
お金を持っていても貧乏でも、性格が終わっていたら子供はいい方向には育たん。
親をみて、こんな風にはならないぞって思える子供はいったいどのくらいいるのだろうか。
教育の価値は本当に大事で、教育がなってない親の代わりに、学校や習い事があると言っても過言ではないだろう。
だからこそ、学校や習い事が教育してくれていると思う。

違ったことにはしっかりと叱れる。
困ったときには、適切なアドバイスを伝えることが出来る。

プリマヴェーラグループが誇るジュニアスクールやバレエスタジオは、その一端を担っている。


教育評論家 大網雄大