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憧れの家族

年の瀬が近づく今日この頃であるが、今週も様々な記念日がある。
一番有名な11/22のいい夫婦の日は、もはや家庭持ちの人にとっては幸せな日であろう。

私は、とても羨ましく感じる日であるが、ここはぐっと堪えよう。
他には、11/18はミッキーマウスの誕生日やいい家の日など多種多様な記念日があった。

そんな今週、幸せな国デンマークに、白い巨人こと世界最高のGK ピーター・シュマイケルが生を受けた。

なぜ彼が世界最高のGKと呼ばれているかは、往年のサッカーファンなら分かると思うが改めて説明すると、
プレミアの名門でありサッカー選手の誰もが憧れるマンチェスターユナイテッドで数々のタイトルを獲得し、
個人としても複数の最優秀賞を受賞し、代表としても幾多のピンチを防いできたことから、
いつしか彼をこのように呼ぶようになった。

また、白い巨人の由来は、身長193cm、96kgの規格外の体格と北欧人特有の白さから来ている。
さらに、彼はサッカーだけではなく、オフはハンドボールのGKとしても活躍していたことは驚きである。

引退後は、サッカー専門家として活動し、様々な見解を示してきた。
息子であるカスパー・シュマイケルもレスター時代にプレミアチャンピオンに貢献するなど
親子そろって素晴らしい結果を収めている。

親子2人に共通するのは、息の長い選手生活であることだ。
父は、40歳で引退、息子は37歳でも現役なのだ。

ピーター・シュマイケルは、息子が優秀な選手に育つようサポートするなど献身的な一面もある。
いい家庭環境を作り上げるなど、シュマイケル家はとてもいい家なのだろうと感じる。
奥様も理解があったことから、ここまで来られたのであろう。
それはすなわち理想のいい夫婦像であることは間違いない。


文責:茨木幸也(スポーツジャーナリスト)