column
審判のありがたさ

私たちプリマヴェーラ東京は、選手としてではなく、運営側として本大会を支えました。
私は、担当試合全て「主審」という重責のあるポジションで関わりました。
本大会に臨むうえでこの2つだけは揺るがないという信念を持ちジャッジしました。
1つ目は、怪我人を出さないということです。
当たり前のことではありますが、プロとは違い皆、趣味の延長上で本大会に臨んでいることから、ここで怪我をしてしまうと本来の仕事に影響が出てしまい、生活が出来なくなってしまうことに繋がってしまいます。
すなわち、人生そのものも奪いかねないということです。
主審の曖昧なジャッジが大会としての資質も問われてしまう可能性があり、一つの判断が悪影響を及ぼすことから、厳しいジャッジかもしれませんが、すべては選手のために考えて挑んでいます。
おのずと各チームがフェアプレーを推奨し、組織的な崩しを行くなど、各チームが見ごたえのある試合を演出してくれました。
2つ目は、1つ目でも少し触れた自信をもってジャッジすることです。
曖昧な判断は、ゲームを崩すだけでなく信用問題・ラフな展開と収集のつかない事態まで発展する恐れがあります。
本大会でも、我々選手・スタッフの中でルールを理解し、少しでも素晴らしい大会と思えるように、徹底いたしました。
それでも課題はあるものの、個人だけではなくチーム全体として真剣に考えるべき課題は山積です。
私自身もまだまだなので、より勉強して臨んでまいります。
最後に、細部まで気にしいつもジャッジしてくださる審判に今一度お礼を申し上げます。
プリマヴェーラ東京
No.21 皿谷 倖也