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日本一小さな市~ジュニアスクールがある街「蕨」~

プリマヴェーラ東京ジュニアスクールの一つに蕨校がある。
蕨校の歴史は、もう10年近いことだろう。

今回は、そんな埼玉県蕨(わらび)市について、目を向けてみよう。

蕨市は、旧中山(仙)道の宿場町として知られ、日本橋から数えて、板橋宿、蕨宿と2番目に位置している。
さらには、日本一人口密度が高く、成人式発祥の地としても有名である。
都心までのアクセスが容易で、東京まで京浜東北線で一本、約30分で行け利便性もいい。

意外と数多くの有名人の出身地でもある。
音楽家兼俳優の星野源もその1人であり、蕨駅西口にある老舗レストラン「るーぱん」は、
秘密のケンミンSHOW極で紹介されていたように、彼が通っていたと言われている。
また、THE ALFEEの高見沢俊彦さんも蕨市出身で、蕨市マスコットキャラクター‘’エンジェルわらぶー”のデザインも担当している。
そのデザインは、私が小中学生時代の給食の食器に描かれていて、とても印象に残る愛くるしい存在でもあった。

そして街最大のイベントは、機織りの町を彩るお祭りで毎年8月2日〜4日の3日間開催される‘’わらび機(はた)まつり”である。
蕨駅から商店街が様々な屋台や色鮮やかな機飾り、七夕飾りで装飾され、多くの観光客で賑わっている。

小さい市であるが故に、隣に位置する川口・戸田と一緒にされることもあるが、合併や統合には至ることなく、
根強い蕨を形成している。蕨で育つと「蕨」という難しい漢字も簡単に読めてしまうのが最大の特権かもしれない。
ジュニアスクール蕨校の選手たちも、きっと「蕨」という字は書けることだろう。


和泉川 典