column
渋谷区の新TOKYOレガシー

渋谷区にあるのが、長らく親しまれた同潤会アパートを完全になくすのではなく、活かしながら再開発へと移行させた表参道ヒルズである。
今となっては、表参道のランドマーク的な存在あり、近代的なガラス張りの趣の中に、多くのショップが併設され、老若男女問わずファッションや文化の中心的なスポットだ。
最新トレンドの発信基地として重宝され、目の前の表参道ストリートの景観を壊すことなく、ケヤキ並木との調和を前提に、屋上に緑が育む庭園を設置するなど、環境への配慮と緑化推進の役割も担っている。
表参道ヒルズは、人と人、人と街をつなぐ役割に担い、人が集まる場所として位置づけが強い。
建物の表向きを見ると、最新の設計と新鮮さが目立つが、反対側を見ると、旧同潤会アパートの面影を感じさせる蔦が残り、歴史と時代を感じさせる。
東京には、まだまだ私たちが知らない趣が存在している。
時代のニューリーダーとして表参道ヒルズは、過去と現在、そして未来までをも凌駕すべく存在として、表向きは誰でも入りやすい入り口ではあるが、同潤会アパートの名残を見ると、強い意志を感じざるを得ない。
まだまだ知らない東京を見て触れて行くことで、もっと知り、建物から時代と歴史、そして人々の思いに東京のレガシーを感じたい。
プリマヴェーラは、渋谷区にも活動拠点を置いている。
今だからできる情報発信と、時代の先駆者として多様性の理解と、スポーツが享受できる可能性を信じて、日々活動していきたい。
山本 紘一